
活気と熱気と陽気!老若男女が行き交った駒沢の春祭り!「こまざわ春祭り」イベント報告
やわらかな光に包まれたこもれびスタジオ。
あちこちでにぎやかな子どもたちの声が聞こえてきます。
駒沢こもれびプロジェクトが開催する3回目のお祭り「こもれび春祭り2025」が4月19日に行われました。
出店店舗の増加や駒澤大学とのコラボイベント企画など、これまで以上にパワーアップしたプログラムで来場者は過去最高!
世代・性別・国籍を越えての交流が生まれ、こもれびスタジオが地域の人たちの憩いと笑いの場になりました。
そんな1日の様子をこもれび大学生記者のmoriがたっぷりとレポートします!
写真は、在住の大学生1年生HARUKAさんと、RYONAさんです。

本を通じて広がる輪:Bookマーケット

スタジオの入り口で、最初に来場者を迎えるのは、小さなBookマーケット。ここでは、店主の自宅で眠っていた絵本や書籍が販売されています。『世界でいちばん素敵な昆虫の教室』『おおきなかぶ』『しりたがりやのこぶたくん』『きみのお金は誰のため』など、子ども向けの選書の数々。わくわくした表情で絵本を開く子どもたちや、購入した本を何冊も抱えた親御さんの姿が見られました。


こもれびプロジェクトでは、駒沢の子どもたちが自由に本を借りることのできる「こまざわ文庫」という取り組みが行われています。これは地域の人からの寄贈によって支えられており、駒沢在住でない人も協力することができます。”誰かにとって大切だった本が、他の誰かにとって宝物になる”という素敵な循環がこの場に息づいていると感じました。
地域の活動と文化に触れる
スタジオの奥へ進み、ふと視界に入ってきたのは、深沢中学校美術部の生徒たちが描いたイラストたち。これは、駒沢こもれびプロジェクト「駒沢の生活史」の活動のひとつ。
住む人たちがどのように生まれ、育ってきたのかを記録した「駒沢の生活史」を美術部の生徒が読んで、感じたことを絵に表現したものです。イラストと添えられた物語からじんわり伝わってくる人の温かさに、思わずほっこり。

その隣では、駅前商業施設の建設現場から出た端材を使った小物作りが子どもたちに大好評!名前やイラスト入りのネームホルダー・キャンドルホルダーを受け取った子どもたちは、嬉しそうな表情を浮かべていました。


地元でお馴染みのうれしいお店が勢揃い!
お昼時に行列となったのは2つのお弁当屋さん。
今回初出店となる〈オープンマート〉が販売したのは、まちの名店との出会いを楽しめるお弁当やパン。さらにはジンジャーシロップ、柚子七味、おさつチップスなど、他では買えない逸品も多数発見!
〈クラリetトラン〉では3種のソースから選べるハンバーグ弁当が並び、春祭りの出店を知りスタジオまで買いに訪れた常連客も。その横にはクラリetトラン取り扱いのある新潟産のクラフトビールが3種。試飲を楽しむ来場者の姿がありました。


スタジオ内のキッチンでは、公園通りの<awhile chai&soda>が名物チャイを販売。チャイを片手に、元気に遊ぶ子どもたちを見守るお父さんやお母さんの姿がみられました。
Bookマーケットの隣には〈OYATSUYA SUN〉の白黒パウンドケーキが並んでいました。販売はこもれびラムズ応援部の部員が担当。春祭り限定のこのパウンドケーキは、ブラックラムズ東京をモチーフにした遊び心溢れるオリジナルスイーツです。


この日だけの特別プログラム
午前には、「けん玉王子」こと浦野雄次さんによるけん玉ショー&けん玉教室が開催されました。スタジオには多くの子どもたちが集まり、活気と熱気が広がっていました。初めてけん玉に触れる子が多いなか、「見て見て」とけん玉の技を自信たっぷりに披露する子もいました。

教室の途中では、浦野さんによるけん玉ショーも行われました。BAADの「君が好きだと叫びたい」🎵に合わせた圧巻のパフォーマンスと抜群のトーク力に、気がつけば会場にいた全ての人が釘付けに!10連けん玉や長紐けん玉で次々と技が披露されるたびに拍手が沸き起こり、会場は大いに盛り上がりました。


昼下がりに開かれたのは、野沢龍雲寺住職の細川晋輔さんによる講話。駒沢の歴史や、お寺と地域の繋がりについて、簡単なクイズを交えながら語る形式で参加者は楽しみながら学びを深めていました。


今回初めての試みとなった、駒澤大学とのコラボ企画「ZEN WALK」。大学内を探検することができ、禅文化歴史博物館では梵音具体験や仏教美術に触れることができました。来場者の中には、坐禅体験やだるまを抱えての記念撮影を楽しむ人の姿もあり、禅の世界を満喫している様子が見られました。


人と人がリアルの場でつながる春祭り
2回目の開催となったこもれび春祭り。
多くの来場者が地域の人々との交流を楽しむ様子が見られ、子どもから大人まで沢山の笑顔が溢れる1日となりました。



mori
【取材を終えて】
けん玉や座談会、大学とのコラボ企画など盛り沢山の内容で、駒沢地域の人々の深いつながりを体感しました。また、駒沢付近のお店の商品も味わうことができ、味覚でも地域の魅力を堪能できました。今回初めてこもれび春祭りに参加し、自分の暮らす地域とはまた違った場所で開催されるイベントの魅力に触れることができたように感じます。
【メッセージ】
駒澤大学大学祭・オータムフェスティバルの実行委員会の一員として活動しています。
今年度は11月1日(土)2日(日)に開催します。様々な企画をご用意していますので、ぜひお越しください!
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