【駒大生社会連携プロジェクト李ゼミ✖️駒沢こもれびプロジェクト】まちと大学との関係を考える。

今年度、駒沢こもれびプロジェクトとともに社会連携企画を進めるのが、駒澤大学の李先生と学生たちです。駒大生社会連携プロジェクトとは、大学の助成を受けて、学生や教職員が地域とつながり、社会貢献に取り組む活動のこと。李ゼミと駒沢こもれびプロジェクトの連携では、駅前道路の混雑改善をテーマにしたポスター企画や、市民に向けて研究成果を発表する公開ゼミの開催、記事化を通じた情報発信などを行います。大学生の学びをまちに開き、まちの声を学びに取り込む。そんな双方向の取り組みを通じて、駒澤大学と地域がともに育っていく姿を目指します。

李ゼミと駒沢こもれびプロジェクトとの社会連携プロジェクト

100年以上前、駒澤大学はこの地で若者たちの学府となりました。今では毎年のように3,500人の大学生がまちにやってきます。しかし、駒沢は大学生にとって「ただ通うだけの場所」となってはいないでしょうか。青春時代の最も貴重な4年間をここで過ごす学生たちが、地域とつながりながら学び、その学びを地域の方々に知っていただくにはどうすればよいのか——。

李ゼミは「市民的コモンズ」という考え方を中心に、市民によるまちづくりを研究する社会学のゼミです(詳しくはこちら)。学生たちが一市民としてまちづくり活動に関わりながら、調査研究の成果を発信し、地域に貢献できないか。その思いから、今年は駒沢のまちづくりに取り組む「駒沢こもれびプロジェクト」と連携し、駒大生社会連携プロジェクト助成を得て、学生が地域とつながりながら学ぶ新しい形を模索しています。

今回の社会連携では、次の3つを企画しました。

  1. 社会学的な調査研究など、大学生ならではの学びを活かし、こもれびスタジオで公開ゼミや学びのイベントを開催すること。

  2. そのイベントを記事としてまとめ、こもれびのウェブメディア『今日の駒沢』に掲載すること。

  3. 駒大生から地域の皆さまへの感謝と、「一緒に良い駅・良い地域にしていきたい」という思いを伝えるために、駅構内にポスターを掲示すること。

そして今回、東急電鉄の協力を得て実現したのが、駅に掲示されたポスターです。大学生にとって通学は日常の一部ですが、安心して通えるのは駅を利用される地域の皆さまのご理解とご協力あってこそです。通学による混雑をただのストレスで終わらせないために、私たちに何ができるかを考えました。

今回は、通学が集中する時間帯について大学側で調べたデータを整理し、ポスターにまとめています。少しでも皆さまの参考になれば幸いです。

– 駒澤大学 李ゼミ