駒大生がまちに「感謝」を伝えたい! 駅前混雑改善ポスター企画とその舞台裏を学生がレポート!

現在、駒沢大学駅構内の駒沢公園口階段付近に、混雑時間帯を知らせるポスターが掲示されています。今回は、この“駅構内ポスタープロジェクト”の背景について、駒澤大学3年・竹内理紗がご紹介します!

一枚のポスターに込められた想いとは? 駒沢大学・李ゼミの学生として、制作の舞台裏をレポートします! ポスターができるまでの道のりを知ると、駒大生の熱い気持ちが見えてくるかもしれません。

どうしてポスターを作っているの?

8月11日(月)駒沢こもれびスタジオにて…

駒沢大学駅前道路の混雑改善をテーマとしたポスター企画会議が開かれました。参加したのは、駒沢大学社会学科・李ゼミ、こもれびプロジェクト、東急電鉄の三者です。

この企画は、駒大生が日頃の感謝と「一緒に良い駅・良い地域にしていきたい」という熱意を、地域の皆さんに伝えるために実現しました。

朝の1限が始まる前や、授業が終わる午後の時間帯は、駒沢大学駅へ向かう通学路がどうしても混み合ってしまいます。毎日毎日、大名行列のように並ぶ学生を見守ってくださっている駒沢地域の皆さんに、どうにかして感謝の気持ちを伝えたい。通学による歩道渋滞情報を、学生たちの「ありがとう」の気持ちを添えて、地域の皆さんに届けたい! そんな想いが込められています。

このプロジェクトが目指すところは?

● 通学による歩道の渋滞時間帯を広く知っていただき、地域住民の理解をいただく

● 「若者たちが巣立っていく地域」の可視化、その誇りを呼び起こす

● 個性豊かな「学生」の顔を見えるようにし、応援したい気持ちになっていただく

● 地域と大学との助け合い、相乗関係に向けての雰囲気を醸成していく

● まちの「入り口」としての駅だけではなく、まちが一つになる「結び目」としての駅にする

ポスターを見てもらうために必要なことって?

駅に掲示するポスターを作るにあたり、会議では、駒沢大学駅を利用する地域の方にこのポスターを「見てもらう」ための具体的な戦略と、地域の方々への配慮を徹底して話し合いました。

伝えたいメッセージをポスターを通じて効果的に届けるため、ウェブマガジン『今日の駒沢』編集部に、基本方針を教えていただきました!

  1. 視認性を最優先

    ▶︎人は大きなテキストしか目に入らないため、目立たせることを最優先する。
    ▶︎文字は読まなくても数字は読めるという特性を活かす。
    ▶︎メッセージが伝わる以前に、まずカラーが重要な要素となる。

  2. 内容の簡潔化

    ▶︎ポスターは1コンテンツにつき1テーマに絞り、シンプルに訴えかける。

  3. トーン&マナー

    ▶︎「いつもご理解いただきありがとうございます」という感謝のメッセージを基調とする。
    ▶︎読み手の立場を想像して、どう受け取られるかを意識する。

具体的な案として、「駒大生、~はじめます。」「駒大生から、~のお知らせです」「共同開発スタート!」といった、行動開始や地域との連携を示すコピーが検討されました。

ポスターを効果的に完成させるため、制作手順における役割分担も明確化しました。

  1. ポスターを出したい人(学生):企画の主体。

  2. 内容を考える人(編集者、ライター、カメラマン):ポスターの核となるメッセージと素材を具体化する。

  3. デザインする人(デザイナー):決定された内容と方針に基づき、視覚的なインパクトを与えるデザインに落とし込む。

この企画は、学生が主体となり、地域社会への貢献と感謝を形にする試みとして、今後展開していく予定です! 駒沢に通う学生も地域で生活する人々も、気持ちよく駒沢大学駅周辺を利用できることを期待しています。ポスターは9月16日から駅構内の階段付近に掲示されており、10月中旬まで掲示予定です。

駒大3年生竹内理沙

ポスター企画編集会議でのデザインやキャッチコピーの案出しを通して、伝えたい内容を届けるためには多角的な観点から物事を捉えることが必要なのだと実感しました。また、自分たちのアイデアや想いを社会で実現していくことの難しさと楽しさを知り得ることができました。とても貴重な経験をさせていただき、ありがとうございます。

この場で学んだことを自身の成長にもつなげていきたいです! 駅構内のポスターを見て、少しでも多くの人が情報を知り、生活者同士の関係性が豊かなものになることを願っています。

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