「足元」が自分と家族を変えた。ストライドラボ駒沢店長・早川依理子さんインタビュー【前編】

インタビュー

駒沢オリンピック公園を臨む「ストライドラボ駒沢店」。アメリカやソウルなど、国内外約20店舗を持つランニング・ウォーキングの専門店で、駒沢店は2025年11月にオープンしたばかり。

ランナーはもちろん、駒沢に暮らす人、訪れる人の「一歩」に寄り添うお店です。

なぜ、足や靴にこれほど真摯に向き合うのか。その背景には、店長を務める早川依理子さん自身の経験がありました。前編では、「ストライドラボ」が大切にしていることから、早川さんが店長になるまでの道のり、そして、駒沢店が目指していることまで、お話を伺いました。

ストライドラボ駒沢店

「靴を売る」のではなく「足をよくする」全国で同じ思いを共有するストライドラボ

まずは「ストライドラボ」というお店について教えてください。

【早川】ストライドラボは今年で創業10年目を迎え、国内外に合わせて約20店舗を展開するランニング専門店です。

アメリカの「アルトラ」や「レムズ」、チェコの「スキナーズ」、ドイツの「グラウンディーズ」などのシューズをはじめ、「ゲイトハプンズ」や「ザ・リハブメカニクス」などの足のコンディショニングアイテムなどを扱っています。

どのような理念や思いを大切にしているのでしょうか。

【早川】「すべての一歩を、健康に」ということです。代表はよく、「靴をたくさん売りたいんじゃない、みんなの足をよくしたいんだ」と言っています。
 
私が店長になって一番驚いたのは、国内には、北海道から九州まで、たくさんの店舗があるのに、関わるスタッフみんなが同じ方向を向いていることでした。それはすごく感じましたね。

具体的には、どんなところで感じますか。

【早川】社内には足の健康について研究するチームがあって、そこで得られた知見が営業から店舗スタッフまでみんなに共有されます。週に一度、小さなグループに分かれて行う朝礼でも、売り上げの話より先に、お客さまからのフィードバックや足の悩みへの対処法をみんなで話し合うんです。

一人ひとりのお客さまの足の悩みを伺って、その人に合う靴を一緒に選んでいく。そこに対する熱量がすごいんですよ。

たまたまの、運命の出会い|ランナーの聖地・駒沢にオープンした理由は?

足や靴に対して、とても真摯に向き合っているのですね。この駒沢店はいつ、どんな経緯で生まれたのですか。

【早川】オープンしたのは昨年の11月です。きっかけは夫の熱意なんです。

もともとフルマラソンが好きな人で、「ストライドラボ」で一番取り扱いの多い「アルトラ」のシューズを愛用していました。夫は弁護士をしているのですが、あるとき、会社の顧問を依頼されたことがきっかけで、ご縁ができたんです。


たまたま仕事の依頼があったのですか!?

【早川】そうなんです。顔合わせのときに、自分がずっと履いていたブランドの靴を扱う会社だとして知って、すごく驚いたそうです。仕事を通して、その誠実な社風にふれるうちに夫がすっかり惚れ込んでしまって。「いい会社なんだよ」とずっと私にも話すようになりました。そして、「お店にも関わりたい」と動き出したんです。

もっとこの会社の理念やシューズのよさを知ってもらおうと、ランナー文化が根づく駒沢にお店をつくることになりました。そのときには、私もその素晴らしさを家族と共に実感していたので、全面協力したいと思いました。

お店への思いはありましたが、正直、店長になることは悩みました。専業主婦が長かったので、自分にできるかな、と。でも自分や家族を健康にしてくれたこの靴のよさを知ってもらいたいし、足で悩んだ私だからこそできることがあると思うようになって。そこから、誰よりも必死に勉強しました。

パンプス生活で痛めた足。みんなの健康を取り戻した「足元」の大切さ

早川さんご自身も、足の悩みで苦労をされたのですね。

【早川】そうなんです。私はもともと客室乗務員として、長くヒールを履く仕事をしていました。先の尖ったパンプスを、何の疑いもなく履き続けていたんです。その頃から気づかないうちに外反母趾が進んでいて、膝の痛みにもずっと悩まされていました。治療しても、また悪くなることの繰り返しで。
 
転期になったのは、夫を通じて知った「アルトラ」のシューズと、足の指を広げるケアグッズでした。まさか原因が足元にあったなんて、思ってもいなかったんですが、使い始めてから、外反母趾も膝の痛みも驚くほどよくなりました。

ご自身だけでなく、ご家族にも変化があったとか。

【早川】はい。猫背だった娘の姿勢が変わり、もうすぐ80歳になる母が、持病を抱えながらも1日2万歩歩けるくらい元気になったり! アメリカでクロスカントリーをしている息子も、足首の痛みに悩んでいたのですが、靴を変えたことで解消したんです。

家族みんなの変化を実感したからこそ、靴の大切さを伝えたいという思いも強くなったのですね。店長になってもうすぐ1年ですが、今はどんなことを感じていますか。

【早川】もちろん、思いは変わっていません。「ストライドラボがある街は、健康な街でありたいね」と、社内のみんなとよく話しているんです。街を健康にするためにも、まずは来てくださるみなさまの役に立てるようになりたいと思っています。

地域みんなの健康と笑顔に寄り添うお店へ

ランニングはしていなくても立ち寄っていいでしょうか。

【早川】気軽に立ち寄ってください! 通勤でも、犬の散歩でも、ちょっとした買い物でも、みなさん毎日歩きますよね。ぜひ、足について相談に来ていただきたいですし、相談がなくても、デザイン性と機能性を兼ね備えたシューズやウェアを見にきて欲しいです。

駒沢店はほかの店舗よりもタウンユース向きのアイテムを揃えているので、ランニングをしない方にも楽しんでいただけると思います。

看板犬の「うたちゃん」に会いに来てもいいですか。

【早川】はい。いない日もありますが、犬の散歩ついでに、うたの顔を見に来てくれる方もいますよ。わんちゃんも一緒に入店OKです。

女性ひとりでも参加しやすいイベントも開催されていますね。

【早川】土曜の朝には予約不要・参加無料のゆるめの朝ランをやっています。みなさん自由な雰囲気で楽しんでくださっています。
 
ほかにもいろいろなイベントを予定しているので、ぜひインスタグラムをチェックしてみてください。
 
後編は、早川さんに「足にいい靴」の選び方を教えていただきます。

<後編に続きます>

STRIDE LAB 駒沢店

ランニング・ウォーキングの専門店

〒154-0012 東京都世田谷区駒沢5丁目22−7 THE GATE 1B

TEL:050-1570-8171

営業時間:木・金・土・日/11:00~18:00 月・火・水/定休

Instagram @stride_lab_komazawa

看板犬のうたちゃん

text/ shino iisaku photo/ aya sunahara

『今日の駒沢』編集部

駒沢エリアの情報を発信するウェブマガジンの編集部です。駒沢大学駅に隣接した商業ビルの運営・施設管理・テナントへの賃貸業務を26年、株式会社イマックスが、駒沢エリアに住む人、働く人、活動する人…とたくさんの市民の方々と一緒に運営しています。「駒沢こもれびプロジェクト」を通じて、駒沢エリアに関わるすべての方々に役立つ情報を発信しています。