
【こまざわ文庫の本紹介】司書が教えるとっておきの2冊【いちねんせい・とびきりおいしいおうちごはん】
今回は、駒沢在住の司書・西寺さんが選んでくれたおすすめの絵本と本をご紹介します。長年、図書館で子どもたちと本をつないできた西寺さん。こもれびスタジオで開催する古本市の企画など、本を通じた人と人との出会いの場づくりにも力を注いでいます。「これから新しい一歩を踏み出す子どもたちに届けたい」という思いで、楽しい詩の絵本と、おいしいレシピ本を選んでくれました!

こまざわ文庫📚
駒沢の子どもたちが自由に本を手に取れる場として生まれた、小さな文庫です。まちの本屋さんの相次ぐ閉店をきっかけに、本との出会いを大切にしたいという思いから始まりました。赤ちゃんから中高生までを対象に、地域の大人たちが「読んでほしい本」を寄贈し、本と人がゆるやかにつながる場所を目指しています。
いちねんせい
谷川俊太郎・詩
和田誠・絵

詩ってなんだかむずかしそう?この絵本は、とっても楽しい詩の絵本。
「学校」にまつわる詩だけではなく、「なつのゆきだるま」のような味わい深い詩も。
同じ谷川さん&和田さんの最高コンビが手がける『ともだち』という絵本もおすすめです。


がっこうって、せんせいがいて
ともだちがいて、
こうていがあって。
なんだかワクワクするよね。
いちねんせいってたのしみだよね
【西寺さんオススメの一冊】
とびきりおいしい おうちごはん
小学生からのたのしい料理
野村友里・著 / 小学館

原宿で営業していたレストラン「eatrip」のオーナー、野村友里さんが書いたレシピ本です。タイトルにこそ「小学生」とありますが、侮るなかれ。装丁も美しく、中のイラストも丁寧。材料の切り方や調理道具の使い方といった基本から、レシピだけにとどまらず、「食の楽しさ、大切さ」まで教えてくれます。子どもが作りやすいよう、工程もしっかり工夫されています。そして何より、とても美味しい! 毎日のレシピに悩む大人にもおすすめです。日々の料理に、新しい風が吹きますよ。

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