国道246号線の上を首都高速が走り、常に車の走る音が響く駒沢大学駅前。
多くの人が利用するものの、目的地へ向かうための通過点となっていました。しかし今、駅の階段を上がり地上に出ると、足が止まります。
豊かな緑が共生し、迷路のように入り組んだテラス、そしてベンチで思い思いの時間を過ごす人々。2025年に誕生した「KOMAZAWA Park Quarter(駒沢パーククォーター)」は、立体的な公園を想起させるような不思議な雰囲気を持っています。ローカルテナントを中心に運営し、住民や駒沢にゆかりのある人を巻き込み、定期的にイベントやワークショップも開く。
地域に開かれた商業施設として、まちづくりの拠点にもなっています。
今回は運営元である株式会社イマックス(IMAX)の契約社員として、駒沢パーククォーターの施設運営を担う方を募集します。
駒沢の景色を駅前に
「駒沢パーククォーターは、”駒沢こもれびプロジェクト”の一環でできた建築計画なんですね」
そう話すのは、プロジェクトリーダーとして駅前の再開発に携わってきた、不動産事業開発室 室長の齋藤さん。

「このプロジェクトは、Webと建築計画の2つの軸を走らせる、ソフトハード一体型のまちづくり」
「自然や人、建物がゆるやかにつながり、新しい駒沢の姿を、関わる人たちのアイデアと活動でつくり上げていく。ボトムアップのプロジェクトとなっています」
たとえば、ウェブマガジン「今日の駒沢」では、ご近所のイベントや駒沢の求人情報のほか、有志で募った「こもれび記者」といっしょに活動をすることもあります。
パーククォーターの出店者さんも、地元にゆかりのあるテナントを中心とした顔ぶれ。
世田谷上町で愛される台湾肉包の専門店「鹿港(ルーガン)」さん。それからロスフラワーを中心に扱うサステナブルなお花屋「#flowership」さん。そして、ミシュラン二つ星スーシェフがつくるオーガニックフレンチ「R369」さんなど。
「Zoffさんは下北沢が1号店ですし、ロイヤルホストさんの本社は桜新町、カルディさんは代田。駒沢近辺にルーツを持つ企業さんと、改めてこの街の価値をつくっていきたいんです」
みんなにとってのWin-Winを考える。屋上でドッグランイベントも?
新しく入るスタッフは、テナントの方々と日々対話を重ね、商業施設の円滑な運営をサポートしていきます。
「たとえば、あるお店が苦戦していれば、好調な別のお店と組んで、レシートを活用した買い回りキャンペーンなどを提案します」
「大切なのは、テナントさんにとってもお客さんにとっても商業施設全体にとっても、いいと思えるような提案。そのためには、日々テナントの方々とのコミュニケーションは欠かせないですよね」
約100㎡のスタジオ「zawazawa」や、イベント利用もできる2Fテラス・屋上といった独自の場があることも、駒沢パーククォーターならではの強み。
母の日の繁忙期には、テナントのお花屋さんに臨時の作業場としてzawazawaを貸し出しました。ブーケづくりにも専念でき、いつも以上の売上を達成できたといいます。

また訪れる人に、「パーククォーターではいつも何か楽しそうなことが起きている」と思ってもらえるような、施設全体のイベント企画も行っています。
つい先月末には、大型のドッグイベントをDOGLIFEPARK ( inuno. )と共催。屋上の広場に芝生を敷き詰めてドッグランをできるようにしたり、ワンちゃん関連グッズなどを取り扱う7店舗のポップアップも行われました。
「ただ、館側から何かつくっていくのは僕は筋ではないな」、と齋藤さん。
「こういうことしたいっていう挑戦を実現できる場の提供に徹したいんですよね。今回のイベントも、『東京で一番センスのいいドッグイベントをやりたい』という主催者の熱意をキャッチし、ぜひうちでということで実現までつながりました」

過去には、テナントのひとつである「本格餃子包-TSUTSUMU」主催のスケートイベントも行ったそうです。
パーククォーターと親和性のある内容かどうか、費用や報酬はどうするか。編集部と連携してWebサイトでの集客をし、当日の導線や各テナントへの情報共有も。
新しく入る人は、まずは齋藤さんのアシスタントとしてこれらの業務を覚えていきます。
ふとした会話から、アイデアを形にできるか
齋藤さんは「1週間のうち20時間は、誰かと話をしてほしい」と言います。
残りの20時間が事務や企画。それほどまでに、コミュニケーションが仕事の核となります。
「たとえば、『テラス席のワンちゃんが鳴き続けていて、休めない』という連絡を、近隣住民の方からいただいたこともあります。マニュアルもまだないので、どういうお声がけをして対応するのがいいか、運営メンバーで考えてこうしようって決めて。そうした臨機応変さも必要ですね」

計画性や段取りなど、商業施設運営の経験があると望ましいですが、それよりも大切なことがあります。
それは、目の前の人が何を求めているのかを咀嚼できるセンスがあるかどうか。
「店長さんや経営者と対等に話し合い、ちょっとしたコミュニケーションのなかで、それいいですね、こんなことも一緒にやりませんか、みたいな。そうやって面白がって仕事できる人が理想ですね」
設備管理の責任者は別にいて、「今日の駒沢」編集部や、zawazawaの運営事務スタッフもいます。テナントの方々だけでなく、周りの人たちといい関係を育む
ことで、業務の質も幅も広がっていくと思います。
駒沢という街を、100年先へつなぐ
かつて1964年のオリンピック会場となり、今は洗練されたカフェやペット文化が根付く駒沢。緑豊かで落ち着いたイメージがありますが、齋藤さんが駒沢大学駅に初めて降り立ったときは、そのイメージを感じることができなかったそうです。
「意味があるのは、ここに住む人たちが『これこそが駒沢の景色だね』と感じられる場所になること。将来、この建物が街の風景として馴染んでいることなんです」
「そのためパーククォーターも、駒沢の土地から生えてきたような、まちとつながる建物をつくってほしいと、オーダーをしました」

齋藤さんには、オープンしてから印象に残っていることがあります。
「近隣の保育園から、『園児のお散歩に使わせてもらってもいいですか』って相談が届いたこともあって。それはうれしかった」
「商業施設にお散歩なんて普通ないでしょう。都内だと道が狭くて保育士さんもすごく注意して引率している。この立体的な公園を散歩してもらえてよかったです」
売り上げは常に考える必要がありますが、齋藤さんは「究極的なことをいうと、買い物しなくてもいいんですよ」と続けます。
「たとえばランドセル背負った2人の小学生がやってきて、テラスのテーブル席で宿題しているとか。微笑ましいですよね。本当に街に溶け込んでいるというか、そういう景色を見れるのはいいなって」

パーククォーターはオープンしましたが、プロジェクトはまだ「道半ば」。
「このとなりのビル2棟、2027年度から順次改修し、さらに街の景観を美しく整える計画が進んでいます」
「130メートルに及ぶ美しい風景ができあがれば、駅から公園までの道のりをもっとイメージできますよね。そこが重要なんです」
「僕たちがやりたいのは、駒沢の暮らしをより良くしていくこと」
直近では、屋上でぶどうを育てワインをつくるプロジェクトもスタート。また、アートの魅力と障がい者支援にもつながる「シブヤフォント」を、駒沢版でも挑戦できないかと模索しているところ。
「建築もWebもつくって終わりではありません。僕の世代ではすべてを実現できないので、次につなげたい思いを持って一緒に仕事してくれる人だといいですね」
駅に降り立った人が、「ああ、駒沢に来たな」と心から実感できる街へ。
まちの文脈を感じながら働ける仕事は、都市部ではなかなか見つけられないように思います。日々考えて話して動き続ける。
ぜひこれからの駒沢を一緒に編んでいきませんか。
【募集要項】
株式会社イマックス
募集職種:
駒沢パーククォーター 運営スタッフ
業務内容:
・テナントとの日常的なコミュニケーション・関係構築
・テナントの売上・集客課題に対する企画提案
・施設全体のイベント・ワークショップの企画・運営
(集客、導線設計、テナントへの情報共有含む)
雇用形態:
・契約社員(契約期間6か月・更新の場合あり)
・1か月の変形労働時間制
勤務地:
東京都世田谷区上馬3-18-7
KOMAZAWA Park Quarter
基本勤務地に出社
給与・待遇:
・月給制(日給月給制)
・月給30万円〜35万円
※経験・能力により決定いたします。
・昇給:契約更新時に業績に応じて
・交通費支給なし
・その他法定の社会保険等あり
就業時間:
・9時~21時の間において、基本的に1日あたり実質8時間(途中1時間の休憩時間あり)
・1か月の変形労働時間制による労働時間(法定時間による)
31日の月:177時間8分=約22日
30日の月:171時間25分=約21日
・1週間あたり平均40時間をめどとする。
休日・休暇・時間外労働:
・出勤日および出勤時間は、月ごとの勤務シフトにより決定(祝休日出勤あり・希望休考慮)
・有給休暇;法令に基づき支給
・時間外労働:前項の1か月の労働時間を超過した場合、法令に基づき支給
・深夜労働:法令に基づき支給
・祝休日労働:1か月の変形労働時間制のため割増はなし
応募資格:
・目の前の相手が何を求めているかを汲み取れる人
・テナントオーナー・店長と対等に話し合えるコミュニケーション力
・場を面白がって動ける、提案好きな人
・臨機応変に動ける人(マニュアルがない場面も多い)
・商業施設運営の経験があると望ましいが必須ではない
・街や地域に関心がある人
・駒沢エリア在住優遇
応募期間:
2026/7/3~2026/7/16
採用予定人数:
若干名
選考プロセス:
まずは下記「問い合わせ・応募する」ボタンよりご連絡ください。採用担当より次の選考についてご案内します。
書類選考
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一次面接(担当:齋藤)
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二次面接(担当:林)
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採用
『今日の駒沢』編集部
駒沢エリアの情報を発信するウェブマガジンの編集部です。駒沢大学駅に隣接した商業ビルの運営・施設管理・テナントへの賃貸業務を26年、株式会社イマックスが、駒沢エリアに住む人、働く人、活動する人…とたくさんの市民の方々と一緒に運営しています。「駒沢こもれびプロジェクト」を通じて、駒沢エリアに関わるすべての方々に役立つ情報を発信しています。
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