あのおうちでは、いま何を食べているのかな
川内さんは日本の大学を卒業したのち、アメリカ→フランスと拠点を移しながら国際協力の仕事に携わり、そのすべての時点において「ひとに会いに行って、話に耳を傾け、それを文章にしてわかち合う」ことを、みずからの喜びとして重ねてきたひと。2010年に最初の本『パリでメシを食う。』を上梓。以後、ノンフィクション作家としての仕事を次第に本格化し、さまざまな賞を受け取り、新作が待ち望まれる書き手として創作をつづけています。
たとえば、近著『ロッコク・キッチン』(2025)は、福島第一原発事故のあと、国道六号線(ロッコク)沿いの町で暮らすひとびとを、「食」を入口に訪ねた一冊です。きっかけは、避難指示が解除された富岡町の夜、闇のなかに灯る民家の明かりを見たことだったそう。

「あのおうちでは、いま何を食べているのかな」と、震災や復興といった大きな言葉で語られがちな土地を、今夜のごはんの話から聞いていく。ナポリタンやカツサンドや餃子の話をしているうちに、そのひとの人生に触れる。
『駒沢の生活史』シーズン2も、はじまります。
『駒沢の生活史』でも、聞き手のみなさんが、駒沢で暮らす誰かの話に耳を傾けてきました。それは、門を叩き、とつとつと語られる話に、ただついてゆくような旅だったように思えます。
当日は「駒沢の生活史」ファシリテーターの西村さんを聞き手に、「ひとの人生を聞いて書く、よろこび」について、川内さんの体験をうかがいます。あわせて、シーズン2の概要も簡単にご紹介したいと考えています。

【開催概要】
ひとの人生を聞いて書く、よろこび
川内有緒(ノンフィクション作家)× 西村佳哲
日時:2026年11月22日(日)14:00〜16:00(開場13:30)
参加費:¥ 2,000円(対面)
¥ 1,000円(アーカイブ配信)
・会場参加(A)現在駒沢在住、ないし以前暮らしていたことがある方 …15名
・会場参加(B)シーズン1・OBOG …10名
・会場参加(C)その他(圏外の方も含む)…5名
・アーカイブ録画視聴
*ライブ中継は行いません。
*録画視聴用URLは会場参加の方々にも事後お送りします。
会場:zawazawa(KOMAZAWA Park Quarter B1F)
東京都世田谷区上馬3-18-7
定員:35名・先着順(後日アーカイブ動画公開予定あり)

川内有緒(かわうち・ありお)
1972年東京都生まれ。ノンフィクション作家。日本大学芸術学部卒業後、米国ジョージタウン大学大学院で中南米地域研究の修士号を取得。アメリカ、南米、フランス、日本で12年間、国際協力分野で働いたのち、フリーランスの物書きに。『パリでメシを食う。』でデビュー。『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』で新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』で開高健ノンフィクション賞、『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』でYahoo!ニュース|本屋大賞ノンフィクション本大賞、『ロッコク・キッチン』で2025年度Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。ドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』『ロッコク・キッチン』共同監督。

西村佳哲(にしむら・よしあき)
1964年東京生まれ。プランニング・ディレクター。『自分の仕事をつくる』(ちくま文庫)著者。つくる・書く・教える、大きく3つの領域で働く。『駒沢の生活史』プロジェクトでは、ファシリテーターをつとめる。
『駒沢の生活史』プロジェクトとは?
書籍『東京の生活史』(筑摩書房)が試みた生活史のプロジェクトを、2024年の夏から冬にかけて、駒沢大学駅や駒沢公園を中心とするエリアで実施しました。約50名が聞かせてくれた、小さな街のそれぞれの人生。『今日の駒沢』内でご覧いただけます。

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『今日の駒沢』編集部
駒沢エリアの情報を発信するウェブマガジンの編集部です。駒沢大学駅に隣接した商業ビルの運営・施設管理・テナントへの賃貸業務を26年、株式会社イマックスが、駒沢エリアに住む人、働く人、活動する人…とたくさんの市民の方々と一緒に運営しています。「駒沢こもれびプロジェクト」を通じて、駒沢エリアに関わるすべての方々に役立つ情報を発信しています。
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