今年、創部60年を迎える名門「駒澤大学落語くらぶ」。その魅力を貴重な写真と共に振り返ります。〈6月13日に創部60周年記念「駒大落語会」開催〉

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駒澤大学には長い歴史を持つ「落語くらぶ」(いわゆる〝落研〟)があることをご存じでしょうか? 部員たちは日々「笑い」「話芸」の研究と実践に励み、実は多くのプロ落語家を輩出している都内でも有数の大学落研です。

昭和、平成と伝統をつなぎ令和の新型コロナウイルス禍ではリアル対面での活動が制限されるなか、動画配信による落語上演で廃部の危機を乗り越えたといいます。

来る6月13日(土)午後1時15分。創部60周年を記念した「駒大落語会」が駒澤大学記念講堂で開演します。学生部員が前座を務め、プロOB落語家7人が出演。入場無料でどなたでも気軽に高座を鑑賞できます。

左写真:【60周年記念落語会まであと1カ月】(令和8年5月9日)。学生部員とOB会がタッグを組んだ準備の打ち合わせ会議も大詰めを迎えています。大学施設の一室では、刷り上がったチラシを手に、扇子、拍子木で気合を入れる部員たちの姿がありました。

駒沢の落研(おちけん)”とは何か? 

まずはこの機会に、わがまちに生まれ育った落語くらぶの歩みを探索してみました。ここからは、写真とともに歴史をさかのぼっていきます。

【創部2年目の夏合宿】(昭和42年7月)

山梨県の山中湖畔にて、粋な着流し姿の12人の部員と部長(顧問)の中田英彦先生(前列中央)。草創期から現在まで、大学の教職員が歴代部長に就任し、活動を支えていらっしゃいます。

【創部10周年の駒大落語会】(昭和51年6月)。

部員たちの切望に応えて客演した五代目三遊亭圓楽師匠(右端)と後の六代目円楽師匠(右から4人目)との記念写真。楽太郎を名乗っていた六代目が、人気テレビ番組「笑点」大喜利メンバーに弱冠27歳で抜擢される前年のことです。スター街道を駆け上る直前の「かばん持ち」姿を記録した、落語ファンにとっても貴重な一枚ですね。

【銀座でも落語会】(昭和60年7月7日)

銀座七丁目の中央通りにあった小劇場、東芝銀座セブンでの落語会「駒大万博エクスポ’ らくご」終演後、看板前に集合した部員たち。当時は部内に「寄席文字班」があり、落語の稽古と並行して寄席文字表現の研鑽を積みました。時には徹夜で、さまざまな落語会の看板を描き上げていたそうです。

【創部50周年、駒大落語会での前座の熱演】(平成28年6月25日)

周年記念ごとに行われている駒大落語会では、学生部員が前座の役割を担います。プロOBと同じ高座で、多くの地元のお客さまを前に演じることが最高の学び。笑い声が何よりの励みになっています。

【プロOBによる部員への落語指導】(令和5年10月28日)

現役部員とOBとの距離が近い駒大落研。三遊亭ふう丈(当時)さんが、蕎麦とうどんの食べ方の所作の微妙な違いを部員に伝授している様子です。ふう丈さんは、令和8年春の真打昇進とともに大名跡の三遊亭円丈を襲名しました。左端は部長の土屋寿行先生。

いかがでしたでしょうか? キャンパスの外からはうかがい知れない軌跡と、その時代時代、お笑いにかける若者たちの情熱が見えてきました。興味を持った方は、創部60周年記念の駒大落語会へどうぞ。

『今日の駒沢』編集部

駒沢エリアの情報を発信するウェブマガジンの編集部です。駒沢大学駅に隣接した商業ビルの運営・施設管理・テナントへの賃貸業務を26年、株式会社イマックスが、駒沢エリアに住む人、働く人、活動する人…とたくさんの市民の方々と一緒に運営しています。「駒沢こもれびプロジェクト」を通じて、駒沢エリアに関わるすべての方々に役立つ情報を発信しています。