環境まちづくりNPO・エコメッセは駒沢が本部。“捨てるからつなぐ”へ!その仕組みは? 小学生記者が取材

弦巻在住の小学2年・高田みゆちゃんが、取材に行ったのはご近所の「環境まちづくりNPOエコメッセ」ふだんからリサイクル品を持って行ったり、買い物をしたりする親しいお店。
でも、このお店はほかのお店とはなんだかちがう雰囲気。事務局長の中村さんにお話を聞きました。

店長・中村さん

こんにちは。ときどき、「エコメッセに来てくれていますよね。ありがとう! エコメッセの理事をしている中村です。

小学生記者みゆちゃん

小2の高田みゆです。このお店が好きで、この前は布を買ってポーチをつくりました。使わなくなったおもちゃや着なくなった洋服を持ってきたこともあります。

店長・中村さん

今日も、使わなくなったカードゲームを持ってきてくれたんですね。どうもありがとうございます。

小学生記者みゆちゃん

このおもちゃがどう売られるのかや、お店のことが知りたくてきました。

Q1. どうしてこのお店をはじめようと思ったのですか?

中村さん 自然保護活動や、地球環境を守る活動を応援するためにこのお店をやっています。お店で売っている品物はすべて地域の人たちの寄付です。家の中には、まだ使えるけれど、使わなくなったものってたくさんあるでしょう? いらなくなったからといって、捨ててしまうのはもったいない。 使わなくなったものをあげたいと思う人がここに持ってきて、欲しい人がここで買えたらいいなと考えて、やり取りできるお店を作りました。お店の売り上げの多くは、自然を守るために使っています。

Q2. お店は、どういう仕組みなんですか?

中村さん 寄付されたものをお店で値段をつけて、販売しています。お客さんから受け取ったお金は計算して、お店の家賃とか、電気代や働く人のお給料などを払って、残ったお金を環境を良くするために使っています。木の苗を買って、山に植えたり、自然エネルギーでできる電気を使いたいので、太陽光パネルを設置するためのお金にしたりします。
みんなの家で使わなくなったものを、次の人に役立ててもらったり、その売り上げが地球や環境のために使われていくのはとても大切なことだと思っています。

エコメッセ」は、自然との共生を優先したまちづくりを実践し、環境に負担をかけない循環型社会を作り出す環境まちづくりNPOです。地域の「チャリティショップ」を拠点に、売上の一部を環境活動の資金として活用し、緑豊かな街並みや自然エネルギーの普及で、環境に負荷をかけない暮らしの実現をめざしています。「エコメッセのチャリティショップ」は都内に14店舗あり、駒沢が本部となっています。

Q3. 商品は、ぜんぶ売れますか?

中村さん 残るものもあって、食器なんかは「ご自由にお持ちください」と書いて置いておくと持っていってもらえるけれど、洋服は残りやすいです。そういうときは、洋服を持っていくと、溶かして手袋にしてくれる工場があって、そこでできた手袋をまたここで販売しています。

Q4. お店の奥はどうなっているんですか?

中村さん 事務所です。寄付してもらったものの値段を調べたり、事務仕事をしています。棚の中には、商品を季節ごとに分けて保管しています。あたたかくなったら出す春物の衣類とか、お正月や季節ごとに出すものなどを整理して保管しています。

Q5. 人気商品は何ですか? どんなものが集まるのといいですか?

中村さん よく売れるのはアクセサリーです。イヤリングとかブローチとか。みんな、ちょっとあったらいいなというものがうれしいみたいです。あとは、ブランド品ののバッグなど、しっかりお値段がつくものです。

Q6. おもちゃはどうですか?

中村さん おもちゃは波があるけれど人気です。クリスマス前はたくさん売れました。

Q7. 集まりすぎて困るものもありますか?

中村さん 湯のみは多くの人が持ってきてくれますが、最近の生活の中ではあまり使われないのでたまってしまう。お正月やイベントの多い季節には、「きれいな湯のみがあったらいいな」という人がいるかしらと思って、並べてます。

Q8. 1日何人ぐらいお客さんが来るんですか?

中村さん ふだんは1日30人くらいです。年末の全品半額セールのときは、2倍の60人くらいです。
エコメッセにも商品がたまりすぎないように、年に1度、半額セールをしています。

Q9. 子どもも、来ますか?

中村さん 文房具や、50円の小さなおもちゃなどもたくさんあるので、お家の人といっしょに買いにきます。子どもたちにもぜひ来て、お店のことを知ってほしいなと思っています。

Q10. エコメッセに持ってきてはダメなものはありますか?

中村さん あります。汚れていたり、壊れていたりするものは受け取れません。そのほか、食品や家電製品なども賞味期限や故障の問題もあるので扱っていません。詳しくはホームページにあるので、そこを見てもらっています。次の人が気持ちよく使えるものを、ぜひお願いします。
エコメッセへの「寄付」についてはこちらから。

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こもれび小学生記者 高田みゆちゃん

駒沢在住・小学2年

【取材を終えてひとこと】

ちょっと難しい話もあったけれど、たくさん質問して、たくさん話してくれて、楽しかったです。

エコメッセ理事・事務局長 中村映子さん

三軒茶屋で5年営業し、2017年に弦巻2丁目に移り駒沢店として再開しました。みゆちゃんは、寄付を持ってきてくれたりお買い物をしてくれています。チャリティショップに興味を持っていただいて、なぜお店をしているのかという質問は、大事な、基本的なことをお話しできてとてもうれしかったです

環境まちづくりNPO・エコメッセ 駒沢本部
営業時間:月曜日~金曜日・土曜日(第1~3) 午前11時から午後5時
定休日:第4土曜日・日曜・祝日
*臨時休業・短縮の場合があります。
HP https://npo-ecomesse.org/
〒154-0016
世田谷区弦巻2-8-17
TEL:03-6453-2442

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