
駅の景色が、暮らしの風景になる「Green UNDER GROUND」第一弾
田園都市線の地下区間ができてから45年あまり。
長年にわたりまちの玄関口として親しまれてきた駒沢大学駅が、2021年からのリニューアル工事を経て、ついに2025年春に生まれ変わりました。
今回の改修は、東急電鉄が手がける「Green UNDER GROUND」プロジェクトの第一弾として進められたもの。老朽化が進んでいた設備やトイレの更新に加え、駅全体の雰囲気も一新され、開かれた空間に生まれ変わっています。
ただの「案内表示」じゃない、新しい駅の風景に

今回の注目は、ホームから改札外までつながるサイネージアートの導入。
駅の中を歩くだけで、地域の風景や四季のうつろいを感じられる仕掛けがちりばめられています。
- CORRIDOR VISION(改札外通路)
- STEPS VISION(改札内の階段前)
- RAIL VISION(ホーム階の壁面)
中でも圧巻なのが、「RAIL VISION」(ホーム階の壁面)。天井から下がる約90メートルもの長いディスプレイは、光のトンネル。時間帯や天気、季節に合わせて130種類ものアニメーションが切り替わり、駅自体が“動く風景画”のように生まれ変わっています。

駒沢大学駅リニューアル記念「ポートレート写真展」開催中
駅の完成を記念して、2025年~5月31日(土)の間、駅構内で特別な写真展が開催されています。

今回の展示のテーマは、「駅と自分の生活のつながり」。
撮影を担当したのは、駒沢大学駅エリア在住の写真家・若木信吾さん。
日々このまちで暮らす人々の姿を、ポートレートとその人の言葉を添えて紹介しています。
駒沢こもれびプロジェクトからも、スタッフが登場!
通勤・通学で通りすぎていたこの駅が、じつは誰かにとっての大切な場所だったと気づかされる、そんな写真展です。展示は駅構内の壁面のほか、駅を彩る大型サイネージにも放映され、歩くだけで“まちの人たちの物語”にふれることができます。アートと街、人と駅がつながる“動くギャラリー”としてぜひご覧ください。
「サステナブルな地下駅」に
このリニューアルでは、駅の設備更新だけでなく、脱炭素や循環型社会に向けた取り組みも進められています。
- 空調設備の見直しによるCO₂削減
- 廃材や国産木材の活用による資源の循環
- より心地よい、そして地域とつながる駅空間づくり
駅がただの通過点ではなく、地域と人を結び、未来の暮らしを支える場所へと変わろうとしています。
あなたの暮らしにもきっと何かを届けてくれる駒沢大学駅の今を体感してみては。


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